211107〜211113
11/7 日
結局今日も起きるのが遅くなって、昼食は抜き。
夕方から幼馴染の友人と梅田へ繰り出した。
目指すは梅田のど真ん中。ビルの5階にある相席屋。
エレベーターで行けばいいところを、5階で降りるのがバレたくなくて、非常階段を登った。
「オレら、大人の階段登ってんな。」
なんて言いながら5階に着いたけど、ドアが閉まってたので、結局4階まで降りてエレベーターで5階に向かった。
「こういうところ初めてですか???緊張感が伝わってきます(笑)大丈夫そうですか???(笑)」
と受付のお姉さんに言われた時点で結果は見えていた。惨敗だった。
「あいつらどうせサクラやろ!」と負け惜しみを言いながら、一生懸命場を盛り上げてくれていた女性たちの悪口を言うちっぽけな男二人。
地元に帰って濃ゆ〜いとんこつラーメンを食べようと意気込んでいたけど、いつも開いてるあの店が今日に限って閉まっていた。
仕方なくコンビニでカップヌードルを買って、近所の公園で食べた。
"昨日"は友人の誕生日だった。
0時を跨いで幼馴染と食べる秋のカップヌードルは、ちょっぴり大人な味がした。
11/8 月
今日は午後から一つ上の先輩と集合研修。
昼ごはんを一緒に食べて行く予定がわ先輩の帰りが遅くなって結局コンビニでハニーチュロを奢ってもらうに留まった。
ローソンのチュロスうんまっ。
僕も先輩も友だちが少ないタイプだけど、0か0じゃないかの差は大きい。
先輩は同期と帰った。
僕は一人でリュックを前に抱えて駅を目指した。
すると、駅である同期の女の子が話しかけてくれて一人じゃなくなった。
二人で電車を待っていたら、もう二人話しかけてくれて、四人になった。
最後に来たうちの一人の子と僕は二人で阪急電車に乗り込んだ。
申し訳ない気持ちを抱えながら話していると、どうやら同じ市内に住んでいるらしく、意外と話が盛り上がった。
「話してみたら面白いねんな。」
「金曜日やったら飲みに行ってたのに。」
「次会ったら話しかけに行くわな。」
そんな何気ない社交辞令のような言葉が、僕にはとても嬉しかった。
帰宅すると、先輩からLINEが。
「今日はいろいろとごめんな。」
色んな偶然が重なって初めて同期と仲良くなれたと報告できた。
まさかその子が女の子だなんて、先輩は微塵も思わないだろうな。
11/9 火
今日も2個上の先輩のお昼休憩アラーム係をした。
映画見て帰ろうかなと思ったけど、せっかく早く帰れるしなー。と思ってやめた。
代わりに『グッド・ウィル・ハンティング』を家で観て、早めに寝た。
11/10 水
オンライン研修だったので一日中家にいた。
机から動いて箱ティッシュを取りに行けないから、カバンの中のポケットティッシュを使うくらい家に張り付いていた。
あるハガキ職人の方にこないだの相席居酒屋の日記を褒めてもらった。
我ながらいい文章だなと思っていたので、誰かに評価してもらえて嬉しい。
ハリーポッターを初めてちゃんと観た。
ハーマイオニーがとにかく可愛い。
11/11 木
仕事中、暇を持て余していると、先輩が暇つぶしをくれた。
「英語を和訳しといて。」と一言。
日本語でもわからないような書類を手渡された。
調べてみると意外に楽しくて今までで一番没頭した仕事だった。
やっぱり勉強が少しだけ好きなのかもしれない。
11/12 金
午前中にインフルエンザの予防接種を受けるつもりだったけど、母親に猛反対を喰らいそうだったのでやめておいた。
今日は家族で沖縄に行く。
久々の家族3人での旅行。
僕が一番大きいキャリーバッグを持って、父が機内持ち込みサイズのキャリーバッグを持ってた。
沖縄では、母の妹夫婦が待ってくれていた。
宮古島の居酒屋に行き、模合やオートリといった沖縄独特の文化を教えてもらった。
ホテルに帰り、シャワーを浴びる前にコンビニに出かけた。
カップヌードルはいつものあの味だった。
なんとなく夜の遅い時間にカップヌードルを食べたのが親にバレるとよくないと思い、道端で全部たいらげて、ホテルのロビーのトイレのゴミ箱に捨てた。
アイスクリームは部屋に戻って親の前で堂々と食べた。
11/13 土
母の両親、兄家族も合流し、昨日面倒をみてくれた母の妹の旦那さんの実家を訪問した。
いわゆる顔合わせというやつだ。
弁当が用意されていたけど、昼食を待ちきれず、僕と父は道中で沖縄そばを食べていた。ソーキと三枚豚の違いを調べたが、今はもう思い出せない。
その場ではずっとレイちゃんという小学一年生の女の子と遊んでいた。
swithでゲームをした。
マリオカートで大人げなく一位を取ったり、シンプルマリオが下手くそすぎて全然次に進めなかったりしたけど、レイちゃんはすごく僕のことを気に入ってくれたみたい。
7歳と23歳が二人でキャッキャしてたのは我ながら微笑ましいと思う。
おうちの外に綺麗なピンク色をしたお花とシーサーがあったので、沖縄らしい写真が撮れるとカメラを向けた。
すると、レイちゃんが一生懸命手を伸ばして、シーサーの鼻の穴に指を一本入れた。
シャッターを押した。
二本入れた。
シャッターを押した。
あとでこの写真をみんなに見せたらみんなが笑顔になった。
どうかこの純粋な心が100年続きますようにと祈らずにはいられない。
夕食のすき焼きと超特大ケーキで腹がはじけるかと思った。